
都心から電車で一時間。
たった一時間で来ることが出来るのに鎌倉はいつも別世界。
気分転換をするために通い続けていた鎌倉はいつの間にか、私の住む街になっていました。
みなさんはじめまして。鎌倉在住の藤松と申します。
ご縁があって今回から3回にわたって鎌倉を紹介させていただくことになりました。
通いつめたくなるお店、歴史の匂いの香る場所、心が思わず震えるような自然。
鎌倉はそんないろんな「素敵」で満ち溢れているのです。
皆さんにとっての鎌倉の「素敵」はきっと見つかります。
そのお手伝いが出来たらいいなと思います。
今回は鎌倉駅東口から小町通りという鎌倉のメインストリートを通り、
鶴岡八幡宮までの道をご案内します。
観光客でたくさんの鎌倉・小町通り。そのせいか、ウキウキしている人が多いのです。
人間は面白いもので、こういう雰囲気の中に居ると自分もいつの間にか心が弾んできます。
「鎌倉は混雑する」
確かに間違いありません。ですが、現地にいると気づく事があります。
ああ、こういう雰囲気も悪いものじゃないなって。
「おみやげにいかがですかー!」
「人力車、いかがですか!どうぞ!」
「今日は生しらす、ありますよ!」
「さあ鎌倉に来たらここに来なきゃ話は始まらないよ!」
威勢のいい声が小町通りを飛び交う毎に、あたりの空気が暖色系の色になるみたい。
こういうのをきっと、大賑わいって言うのでしょうね。
そんな場所に居ると心もあたたかくなる。
小町通りは年中熱を帯びている。
まるで毎日がお祭りのように空気に、血が通っている、弾んでいる、生きている。
都心の繁華街とは明らかに種類の違った賑やかさがここにはあるのです。

ところで全長約360メートルの小町通りには約250件程の店舗が集まっています。
一歩、また一歩と進むだけで行列の出来ているお店が目に飛び込んでくることでしょう。
ちなみに鎌倉に住んでいる私も、まだまだ足を運べていない人気店はたくさんあります。
つまり、小町通りだけで魅力的なお店が山ほどあるという事なんですよね。
就職をして色んな場所に移り住んで、色んな街を私は見てきましたが
こんなぜいたくな悩みが出来ちゃったのは、鎌倉が初めてでした。
そんな楽しい小町通り。
終点付近まで来ると、あたりを山からおりてきた空気が包みます。
清浄な空気に心身を癒されながら、ここから少し歩けば鶴岡八幡宮にたどり着きます。
もともとは鎌倉市材木座1丁目に鎮座していた鶴岡八幡宮。1180年にかの源頼朝が現在の地に遷したと言われています。古くから多くの人の祈りを受け止めてきた鶴岡八幡宮。

なお4月頃にもなると、境内にある源平池と桜のコラボレーションは一見の価値ありです。
ちなみにこちらには「政子石」なるパワースポットが。安産祈願にぜひ。
鶴岡八幡宮を散策した後は、さらなるご利益を求めて鎌倉宮へと向かいましょう。
(続)
本記事はじぶん仲介journal様に
寄稿させていただいた記事になります。
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