【体験談】お友達にマルチ商法をすすめられちゃった時のお話し(7)


※【体験談】お友達にマルチ商法をすすめられちゃった時のお話し
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番外編を追記中。

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私はどうすべきなんだろう

久しぶりに中野さんからメッセージを受けて少し戸惑う私。
だけどこの

「お茶しない?」

って言葉の意味合いはこれまでのものとは違ったものだと思いたい。
と、メッセージを開いてしばらく考え事をしていると同期の矢野くんが声をかけてきた。

矢野くん「どうしたの、携帯じーっと見つめちゃって」

ああ、どうしたもんなんだろうね。わかんないよ私も。

藤松  「んー、ちょっとね。面倒なことに巻き込まれちゃってて」
矢野くん「なになに、痴情のもつれ?藤松ってそんなキャラだったっけ」
藤松  「うっさいな、そんなんじゃないよ」
矢野くん「ちょうどランチ時だし、話聞かせてよ」
藤松  「・・・まあいいけど」

会社の近くにある行きつけの中華料理屋に向かう。
いつもより早めに会社を抜け出したおかげか、いつも混雑する店内に
スムーズに入る事が出来た。

嫌な事があったり気分が乗らないときはいつも天津飯セットを頼むのが私の癖。
お前本当にわかりやすいなと矢野くんに言われるも、別に気にしない。

矢野くん「で、何があったのよ?」
藤松  「んー」

私は矢野くんにここまでの経緯を話した。淡々と、事実のみを。

矢野くん「ひえー、おれの友達もそういうのに巻き込まれたって話は聞いたことあるけど
まさか同期のお前がねぇ」
藤松  「ま、なんていうか、色々辛いよ」
矢野くん「その中野さんって子、藤松の話を聞いてどう思ったんだろうな」
藤松  「・・・・あのビジネスについて少しは疑いの目を向けてくれたとは思う」
矢野くん「まあさ、お金をゲットできるようになるのはいい事なんだけど、そもそも
そんなおいしい話を他人にするかって話だよな」
藤松  「そう、そうなんだよ。その時点でもうおかしい」
矢野くん「結局、他人を巻き込まないと自分に儲けが入らないって事だろ?」
藤松  「私もそう思う」

と話していたところに矢野くんの頼んだメンズセットが運ばれてきた。
大盛のラーメンにチャーハンと餃子とスープがついて1,000円。この店の人気メニューだ。
まあ私はこんなの食べられないけど。

お先といって食べる矢野くんをぼうーっと見て今後どうするかを考える私。

矢野くん「でさ」

矢野くんが餃子をほおばりながら話す。

矢野くん「藤松的にはどうしたいわけ?」

私は、私は・・

藤松  「中野さんがあのビジネスに関わらないようにさせたい」
矢野くん「じゃあそれなりに大事な友達なんだ」
藤松  「うん」
矢野くん「それじゃあ辞めさせないとな」
藤松  「簡単に言わないでよ、色々とあのビジネスに心酔しちゃってるんだから」
矢野くん「とはいえ、粘り強く働きかけるしかないよな。それにひとつ突破口はあるじゃん」
藤松  「突破口?」
矢野くん「藤松はマルチ商法の事実というか、事例を出したんだよな。そしたらその子は
揺らいだと。もっともっとマルチ商法の事例を出していけばいいんじゃないか?」
藤松  「・・そうだね。それがいいかもしれない」
矢野くん「その子だってバカじゃないんだからさ、ちゃんと事実と根拠を突き付けたら変わるんじゃね?」
藤松  「うん、ありがとう、そうしてみる」

普段はガサツなこの男もたまにはいい事をいう。
その後運ばれてきた天津飯セットを食べながら私がとるべきアクションについて考える私。

矢野くん「俺いい事したよね、今度誰か紹介してよ?おい!聞いてんのかよ!」

矢野くんが何か吠えてるけど私は思索にふける。

中野さん、待っててね。

(続)

 

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