許すしかないじゃない。三月薫さんの「かわいいから許す」を買いました。


内容紹介
あ…恋したらこんな顔するんだ。5つの「かわいい」恋の瞬間に胸がきゅんと鳴る、オムニバスラブストーリー!【収録作品】色とりどりの彼の世界と秋の朝/放課後食堂/夏の4番は片想い/聖夜の私とお巡りさん/退屈しのぎは華やかに

三月薫さんの短編集が本屋さんに置いてあった。題名が「かわいいから許す」。
あぁ、気になるな。うん、気になるから買う。

「かわいいから許す」は背表紙もかわいいんです。ほら。
201601018
私たちが普段からよく口にする「かわいい」。
そんな「かわいい」も例えば何とも言えない母性からなのか、ふとした時に見るギャップ萌え?からなのか、単純に胸を締め付けられるような何とも言えない感情からなのか等々、かわいいの出所やシチュエーションによって「かわいい」の性格も少し変わる。

「かわいい」に限らずそもそもよく使われる言葉は私も含めてその意味をあまり深く考えられる事は多くない。それはきっと皆がその言葉についてちゃんと理解している、当たり前だと思い込んでいるから。でも私たちはそんな「当たり前」に少し違う一面を見出した時、あ、まだまだ知らない事もあるんだと気づいた瞬間、その当たり前のことが少しだけ違って見えてくる。そうだ、この短編集の「かわいい」も短編毎に少し違うものだったんじゃないかとざーっと読み返した後気付いて、二週目を読む。するとその通りで一周目とが違う色をした「かわいい」が転がっていた。そこに気が付けて嬉しくなって、私は一人でニヤニヤした。

20161018-2
そんな細かい事を言わずとも「かわいい」は「かわいい」なんだよという方も十分満足できるうコマもちらほら。三月さんの絵は言うまでもなく上手なんだけどキャラ設定や心象風景も含めて「かわいく」仕上げられていた。この辺りはさすが。

そんな「かわいい」まみれの本作に落ちている「かわいい」はみんな違った色をしている。
発見の連続、さくっと読める素敵な一冊。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です