【鎌倉】わたしの居場所、カフェヴィヴモンディモンシュ (1)


毎日が観光気分な鎌倉。
私が鎌倉に移り住んで間もないころは兎にも角にも目の回る毎日だった。
それは私が仕事で忙しいからという事ではなく、魅力的な物が鎌倉にありすぎて、
その・・・うれしい意味で目が回るという体で。

そんな私がガイドブックに頼らずに見つけたお店は誰もが知る超有名店だった。
それもそのはず、いつお店の前を通っても大勢の人であふれかえっている。
カフェヴィヴモンディモンシュ。

私は喫茶店ではゆったりしたいタイプなので混雑しているお店は正直好きではない。でもそんな理由でディモンシュに入るのを躊躇っていた当時の私は間違っていた。

ある日、私はディモンシュの入店待ちの列に並んだ。
らしくない、急にどういう風の吹き回しか。私の頭の中には一度は入っておかなきゃねという気持ちが半分、残り半分は何ていっていいのか分からない気持ちが半分入っていたと思う。

20分程待った後に入店する。お腹もあまり空いていないのでアイスコーヒーのみを頼んだ。
コーヒーを頼んだ後は読みかけの小説本を机に置いて周囲を見回してみる。
確かに人で沢山だけど、何故だろう、人見知りな私が何故か落ち着くことができる。
カウンターに目を遣る。すると店長をはじめとした店員さん達が笑顔で黙々とそれぞれの持ち場を回していた。で、ある違和感。そう、カウンター「席」がないのだ。喫茶店ではよくあるはずのカウンター席はここにはない。後で聞いた話だけど、これはわざとそうしているとの事だ。

何故か、私が思ったのは「常連客の指定席」を作らないようにするため。ううん、もちろん
常連客はお店側にとっては貴重だし大歓迎だと思う、だけどいわゆるカウンターの指定席を作らないようにする事で初めて来店したお客様がいつでも気軽にお店になじむことができる雰囲気づくりを心がけているのかなって。

thumbnail_fileこちらが初来店時に頼んだアイスコーヒー。かわいらしい瓶に容れられたコーヒーを左手側のグラスに注ぐスタイル。で、グラスの中、ここ注目。そう、コーヒー豆の形をしたコーヒー氷がさりげなく入っている。そんな可愛らしい作りをしたグラスの中にコーヒーを注ぎ込む。
すると氷とコーヒーとのわずかな温度差の為か、ほのかにコーヒー豆の匂いがした。
さらにこの匂いをかいだ瞬間、鼻を伝って味を確認できた。すかさず私はひとくち、またひとくちとコーヒーを飲む。その味はしっかりと力強い一本の線になって体内を走り抜けるイメージ。香りを飲んで味を飲む、コーヒーひとつでここまで違うのかと衝撃が走る。誰かにこの感動を話したかったけどその時の私はひとりきり。もどかしくて仕方がなかった。
私はコーヒーについて詳しいわけじゃない、だけどそんな私でもわかる何か。
その何かとはきっと、満足感。そう、満足感だ、間違いない。それで十分だ。
この日以来、気が付いたら私はもう何十回とディモンシュに通い続けている。
ハイレベルのコーヒーだけじゃなくて雰囲気のいい空間を提供してくれるこのお店、
何百回何千回と通わなきゃディモンシュの全てがわかりそうもない。
だから通わざるを得ない。

そんな私も気が付けば常連客。

 

カフェヴィヴモンディモンシュ
・公式サイト:dimanche.shop-pro.jp/
所在地〒248-0006 神奈川県鎌倉市小町2−1−5
電話0467-23-9952
・定休日:木曜日

 

 

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